東京生活のひとりごと

東京生活で感じたことを書いています。

100円均一の商品が安い理由

100均に行くと、中には「これで100円!」という商品が存在する。たくさん袋に入って、その人件費を考えると、なんで100円何だろう…。と、言う商品だ。

 

中国やアジアの人件費の安い国で生産しているのは知っての通りだが、袋詰めは日本国内で内職として行われている。

 

内職をしてくれているのは、やや重たい障がい者。施設(就労継続支援B型)に入っている障がい者が、仕事としてやっている。その施設は、国から補助金を得て運営している。

 

施設で内職をして利用者さんに、仕事を与えることで、居場所を確保している。利用者の時給は100円~150円で、1ヶ月で10000円~15000円ほど。施設利用料がかかるから、手取りは5000円前後くらいだそうだ。

 

この金額は内職で得る金額ではない。内職の請け負う金額はもっと低い。

タダ同然で請け負い、職員さんも手伝っているケースがある。

 

なぜ、そこまでするのかというと、施設に来てもらって「何もしない」わけにはいかない。職員の人件費を考えると、完全に赤字でも仕事を請け負って、利用者さんに仕事を渡して充実感を得てもらわないといけない。

 

それを知っているから、100均業者も安く仕事を依頼する。

こうして、ほぼ無料で内職が成立している。